暗い世相に暗い顔の菅首相を憐れむ
2021-01-18


★暗黒の屈託首相・ガース・ベイダー

 新しい年2021年の1月も早や半分が過ぎた。二度目の「緊急事態宣言」が出されてもコロナ禍は相変わらず収束の兆しもない。見る限り街には、そんな宣言どこ吹く風で、人出が溢れスーパーなどはかなりの混み合いだから、おそらく一か月程度で、感染者数を一気に減らすことは難しいだろう。

 ともあれ、新年を無事に迎えられた喜びや感慨を味わう余裕もなく、何も変わらず日々慌ただしく過ぎて、気がつけば今月も半ば過ぎてしまった。
 相変わらずまだまだ寒さは続くが、陽射しはずいぶん伸びて、晴れた日は、野外に出ればポカポカ陽気の早春の感がある。
 年明けから一時の強い寒波で、外の水道管が凍りつき日中も溶けずにウチの台所の水道は何日も水が出ず往生していたのだが、この数日は朝から問題なく水は出て、不自由することはなくなった。
 ※幸いトイレや室内の洗面所の水道だけは、常に出ていたのでそこからヤカンに汲んで料理とかはできたけれど、流しが使えないから食器が溜まっても存分に洗えないのでやや苦労させられた。

 このまま暖かくなってくれればと願うが、この先2月はまたさらに冷え込む日もあろう。三寒四温というにはほど遠いことは覚悟している。
 しかし、春はもうすぐそこまで来ているし、あれこれ逸る気持ちはあれどともかく日々すべきことを少しでも少しづつでもやっていくだけだ。
 そんなこんなで、冷え込む夜は、暖房もろくにないので起きていられず、早めに布団に入るしかなく落ち着いてブログも書けなかった。申し訳ない。

 さて、菅首相である。このところコロナ対策での失政で、各社世論調査で軒並み支持率を落としているが、今日はついに自民党の御用新聞「読売」の調査でも支持・不支持が逆転し不支持が49%、支持するが39%だと報じられた。
 朝日とかなら当然でも、読売が「支持率続落」としてこの結果を出したのは実に意義深い。まあ、当然と言えば当然だが、それだけ国民の間には広く彼の政権運営、政治手腕に不満が高まっているのである。

 政策は常に朝礼暮改、後手後手の対応だし、ろくに会見にも出ず、出ても自らの言葉で語らず下を向いて原稿を読むだけでは、誰もが、ダメだこりゃ、と彼に愛想をつかす。
 そんな男がいくら強く国民に向けてコロナ感染対策を呼びかけても誰も聞く耳を持たない。「1カ月で感染拡大を絶対阻止する」と言い切っても虚しく響くだけだ。
 これではこの政権も長くはないとおそらく自公支持者でさえも考えているかと思う。そもそも彼は首相の器だったのか、だ。

 思うに、何が一番いけないかといえば、ともかく彼は暗いのである。明るさのかけらもない。常に半白の目で、うつむき加減で表情が暗い。そして文切り口調で、「お答えはひかえさせていただく」とか「それは当たらない」と何一つ質問にまともに返答しない。
 この国民誰しもが苦難困難のコロナ世相に、彼の暗い屈託抱えた顔を見るだけでさらに憂鬱に、うんざりしてしまう。まさに不景気顔である。

 元々、そんな明るい顔の人ではなかった。それでも安倍政権の番頭としては卒なく実直に淡々とこなしていた。そこに面白みはなくとも今ほど暗い悪相ではなかった。いったい何が起きたのか。
 彼は、よく語られるように、昨今ではごく珍しい一から一代での叩き上げの政治家である。今では大政党の政治家ほとんどが親どころか祖父の、ときにまたそのさらに上の代からの世襲政治家一族の出で、安倍前首相にしろ麻生にしろ河野にしろ、民主党の鳩山にしろ、皆高名な政治家一族の末裔なのである。
 近年の総理大臣で、代々の政治家でなかったのは奇しくも同名異音の菅直人ぐらいではないか。


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[日々雑感]

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