2022-01-30
★たかが手の指一本なれど
昨日、土曜の午後、TS会病院に行って、1週間前に診察してもらった父の口内雑菌が入り腫れて痛かった右手中指の患部の再診を受けた。
真面目に薬を日に3度飲み続けたこともあって、まだ何か違和感はあるものの痛みも腫れも引き、もうこれ以上薬は必要ないだろうとのことで、放免となった。
自分でもだいぶ良くなってきたので、もう医者に診てもらわなくてもいいか、と思うところもあったが、予約日された日が父のいる日で行けなかったので、電話したらば29日の午後にされたのである。
しかし、いちおう医師から治療終了と言われたので、気分としてはほっとしている。もう悪化することはないと思うが、まだよく曲げられないので、これからは自分でリハビリに努めなくてはならない。
今回の1件で、いろいろ考えさせられた。
そう、たかが指一本なのだが、されど指一本でも使えなくなるといろいろ支障きたすことを思い知った。
我はもともとは左利きで、瓶の蓋開けなどでじっさいに力入るのは、左手なのだが、この世はほぼすべて右手仕様でできている世界だから、右手で箸を持ったり文字を書き、ギターも弦を押さえるのは左手に任せている。
右手がうまく使えないと、まず戸の開け閉めにも力が入らないし、モノを持つこともだが何よりパソコンのキーボードを打つのも苦労する。
それに増して痛みがあって腫れが収まらないのは、感染症や敗血症の疑いもあり憂鬱かつ不安であった。
まだ拳を強く握ることはできないが、これから日々マッサージをし続けてゆっくり元に戻していこうと思う。
また、こうも思う。これが左手だったらどうだったか。たぶんもうギターは弾けなく、いや、弾けないことから弾かなくなっていたのではないか。ギターは、右手よりも左手の指が大きく活躍する楽器だから。
ならば、我にとってこの程度ですんだのは幸いだったと思いたい。やはり医学と薬の力は偉大だと気づかされた。本当に自分だけで治せたかどうか。
それよりも今の新たな悩みは、父の通所介護である。
通ってお泊りもお願いしている二カ所の介護施設のうち、一つがコロナ陽性者が出て閉鎖となってしまい、幸いもう一つのほうに、その分の日程を組み込んでもらえたのだが、そこも混み合っていて、今まで通りの日程では父を全面的に預けられない。
閉鎖となっているところの日の分も振り分けられたのだが、諸事情でちまちま帰って来て、しかも送り迎えはこちらがしないとならなくなってしまった。
一つのところに行ってお泊りもしているのだから、そこでずっとロングで預けられればこちらも気が楽で、のんびりもできるのに、そうもいかないというのが現状だ。
来週も、明日月曜の夕方に帰宅して、翌日は日中は在宅、その日の夜、夕飯食べさせてから我がその施設に連れて行く。
火水木と施設は預かってもらえるのだが、木曜の夜にまた帰宅し、金曜は終日在宅となる。土曜日の朝、また送り出す。
閉鎖となっている施設がいつ再開されるのか、何の連絡もないし、2月の第二週もたぶん同じようなローテーションとなるかもしれない。
まあ、それでも我らはコロナに感染したわけではないし、今通えている施設も現況ではいつ陽性者が出て利用できなくなる可能性も高いわけで、ともかくまだ父が介護施設に行けていることだけでも有難いと思わねばならない。面倒な事態は嫌でも向こうからやってくるのだから。
すべてのことには終わりがあるし終わりが来る。先のことを憂うよりもともかく今をまず乗り切っていくことからだ。
皆様もご自愛ください。心置きなく春の空気をマスク外して深呼吸できる日を待ち望みながら。
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