PCR検査の結果は・・・陰性とのことでした
2021-03-29


★正直、ほっとしている

 自分事ではないわけだが、先に書いたように、先週拙宅に来られて、我と半日共に過ごした人が、その翌日から体調崩し発熱もあり、その後もコロナかと疑われPCR検査を受けたわけだが、本日連絡があり、結果は陰性と出たとのことであった。
 我としては、彼女が陽性だとしてもそのときは、そのときだと覚悟もしていたけれど、やはりほっと安堵し胸を撫で下ろしている。

 というのも、もし陽性であった場合、我も濃厚接触者は間違いなく、となるとPCR検査はもちろんのこと、10日〜は自宅待機で様子見となるだけでなく、この我とまた濃厚接触している父も関連してしばらく自宅で様子見、となることもまた予想された。
 さらにそうなると、今父が通っている二か所の介護施設までもが対応を迫られることになるかもしれなかったわけで、一人感染者が身近に出た場合、感染拡大を怖れ濃厚接触の輪はどんどん広がっていく恐ろしさと深刻さをひしひしと実感できた。やれやれだ。

 癌とか進行性の特効薬のない病気も怖いと思うけれど、そうした病気はそもそも他者にはうつらない。だから安心して接触して看病も見舞いにも行ける。母のときのように死に行く人を抱きしめることもできる。
 コロナのような感染症が真に怖いのは、いつどこからうつったかわからないことと、また自らが感染している自覚もないまま、また他者にも新たにうつすかもしれないということだ。
 PCR検査を受けたとしても発症まで時間もかかるし、陽性者と昨日今日会ったとして、すぐさま検査受けて陰性と出ても発症しない保証はないと聞く。そう、この感染症は潜伏期間も勘定にいれて予測しないと真に感染していないか即断できやしないのだ。

 コロナは確かに風邪のようなものだとも思うが、インフルエンザも含めて風邪の方がもっとわかりやすい。
 二、三日様子見ていれば、罹ったかそうでないかはだいたい予測がつく。発症まで時間はそんなに長くかからないし、その症状が出なければ他者にうつすこともまずない。
 そもそも無症状の感染者という定義が風邪の場合あるのであろうか。

 思うに、今さらながらだが、コロナという感染症はとてつもなく面倒だということに尽きる。目に見えないものが人から人へ感染していく。そして無症状的に軽い人もいれば、急激に悪化して死に至る人も多々出て来る。ゆえに甘く見てはならないし、油断してはならないのだと今改めて思い知った。
 ともかく自らも含め、感染者が1人出てしまえば、そこから水面の波のように濃厚接触〜陽性?〜発症かもというさらなる影響が周囲に恐怖と共に広がっていく。

 今また、緊急事態宣言解除後、またもや第四波が起きていると報じられている。野党からはまたも再度「緊急事態宣言」を、との声も出ている。
 だが、我は思う。いったい誰にとっての「緊急事態」であるのか、だ。医療体制ばかりスポットが当てられるが、その専用入院ベット数だけが問題視されることではないと思う。
 それよりまず、コロナの真の恐ろしさ、感染症の本質として人間関係そのものを壊していくということ、まずそのことをきちんとはっきりと国民に伝えて知らしめ誰もが自覚しない限り、いくら違反者を取り締まろうとも無意味だと感染は抑止できないと断言する。

 コロナは怖い。病気としてよりも感染した場合、人間の心と人々の繋がり、これまでの関係を結果として破壊することこそが怖い。
 コロナが病み壊しているのは人間がこれまで連綿と築き挙げてきた信頼と秩序ある人間社会そのものなのである。
[日々雑感]

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