2020年の終わりに
2020-12-31


★身近にコロナ陽性者が出て考えたこと

 年明けからコロナコロナで翻弄され、誰にとっても苦難の年、大変な年だった2020年も間もなく終わる。
 様々な感慨がわくが、まずは最後の最後に起きたことについて触れないとならない。

 コロナが未だ大流行中でも個人的には、月例のコンサートが2回、つまり二月中止となったぐらいで、老父も無事に介護施設に変わりなく通ってくれたし、さほどその「影響」は感じていなかった。緊急事態宣言が出、誰もが自宅に皆引き籠りおまけに10万円の給付金が出た頃は、古本稼業も注文が増えて我も「コロナ景気」を少しだけ味わった。
 まあ、マスクは面倒で息苦しいから嫌いだけど買物や飲食など店に入るときだけはマスクを付ければいいだけか、と、このウイルスの怖ろしさ、大変さは特に感じていなかった。

 が、今年も最後の最後になって、友人が感染し、身近なところから感染者が出たことで、我も要観察中となってしまいようやくコロナの怖さ、大変さがわかった。
 これは書くべきかかなり迷い、実際にいったん書いてアップしようとしたら何かの不手際で昨日は全部消えてしまい、やはり広く告知すべきではないのかもと迷ったが、やはり後学のためにも書き記すことにする。
 この年末は、例年ならば年明けには都内に住んでいる甥っ子がウチに来るので、そのためにも少しでも大掃除したりもてなしの支度もせねばならぬところ、コロナ禍で来ないはずだから正月三が日も含めやっとのんびりできるはずだった。
 このブログでも、今年亡くなられた方々についてゆっくり回想し偲びたいと考えていた。その他、父は元旦の夕方まで施設に居るので、やっとのんびりゆっくり自分のコトに専念できるつもりでいた。

 ところが、29日の昼頃、友人からメッセンジャーで、「昨日から発熱し、今日、検査を受けたらコロナ陽性でした。万が一、誰かにうつしていたら、申し訳ありません。」と感染が判明したという連絡があった。
 その方は、先日26日のコンサートに観客として来てくれた我の友人で、来た当初から何か体調悪そうで、ライブの間中、座ってほぼずっと居眠りをされていた。
 この年末、仕事がらお疲れのことだろうと思い、我も二言三言は話したが、あえてほったらかしにしていた。彼は途中から来て終わったあと早めに帰られたが、その場に3時間はいたかもしれない。

 だが、コロナ陽性者が出たということで、すぐに店側に知らせてどう対策をとるか皆が頭悩ましてあたふた追われた。
 まず、当日、その場にいた人たち、出た側も観客として来られた側も全員に、その日来ていた人から陽性者が出たことを連絡し、濃厚接触していないとしても感染している怖れもあるため体調に注意することと外出などは慎重な対応をとってほしいと伝えた。

 店から陽性者が出たとの報は、他の常連客達にもすぐに広がり、多くのご意見が寄せられた。中には、その場にいた人たち全員にすぐにPCR検査を受けるよう通達してお店はすぐに閉めてください、という声もあった。
 しかし発熱もない段階で、ほんの数日前同じ場にいたというだけで自費で検査を受けたとしても、約二週間の期間は潜伏期間だから、すぐに検査し現時点では感染していないと判明してもそれで良しとは疑問に思える。
 ましてこの年末年始、いま特に感染者が急増し医療体制がひっ迫している最中、そのために慌てて動きまわるよりも各自が「もしかしたら感染しているかも」という意識で自宅でまさにじっとステイホームするほうが得策ではないかと考えた。つまり自ら「要観察」と意識して自分の体調に注意することからだ。その後、PCRは各自の判断で受ければ良いのではないか。
 また、店では、保健所からの聞き取りに、その感染した男性がどう答えたかそれがわからず困惑していた。

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[日々雑感]

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