2020-03-29
★危機を乗り越え、また一つ先へと自信と確信を得た。
この週末は、不要不急の外出は控えるよう、小池都知事からの自粛「要請」が出た昨日土曜日28日。谷保かけこみ亭での「月刊・共謀」コンサートは、無事多彩な出演者勢ぞろいで毎度のコアな観客も多く来てくれて「大盛況」で終わった。
開催に際し改めてすべての関係者方、そしてご支援頂いた皆様に厚くこの場で御礼申したい。※「共謀支援」として膨大な数の生みたて卵をかけこみ亭に送って頂いた方にも心から感謝である。
正直な気持ちを記せば、やはりその要請を受け容れて今回は開催は自粛すべきかと心は迷い動いた。他にもあちこちのライブハウスで予定されていたコンサートを「中止」するとの連絡も届き大いに悩みもした。
が、今は、こう思う。コロナに負けたり、お上のからの要請という名の「強制」に屈しないで本当に良かったと。
さすが、反骨反体制の場、かけこみ亭であるし、このコンサートに「共謀」してくれる出演者、そして お客様たちだと大いに感心し有難く誇りにさえ思った。そして我は大きな自信と確信、指針を得た。
日本の社会は今も昔も「同調圧力」というのが非常に高く、他の皆、大勢の人と同じことをしない者には常に批判、圧力が加えられる。平時でさえそうなのだから有事においてはことさらだ。
特にそれがお上の側、行政や支配者層からのものであればなおさらで、「要請」はそのまま「強制」に替わり、その要請に従わない者には時に社会的制裁すら与えられてしまう。
先だっても、このコロナ感染拡大騒ぎの最中、とある格闘技の大会が県のさいさんの「中止要請」に従わず開催を決行したら開催団体に対してネットを中心に大批判の嵐が巻き起こった。そしてやむなくその次の回は無観客で開催したと聞く。
そうした最中での今回は、ともかくまず「中止」などと告知することなく、場だけは予定通りに開けておき、出演者も含めその批判も全て何が起きようと覚悟のうえで来てくれる人は必ず来ると信じて待つことにした。
そして予定通りいつものように素晴らしいコンサートが始まった。いや、いつも以上に皆が熱く盛り上がり感動的なステージが続いた。「月刊」として新装再開した「共謀」コンサートとしてはこれまでで最高の出来だったと我は感じた。
むろん感染拡大阻止向けて国民は一致団結して各人がそれぞれできる限りの対策、予防策をとらねば ならないことは当然のことだ。それは国民の義務という以前に、公人、大衆、つまり人としてすべきことで都知事が問題視する三つの「密」、つまり密室環境、密集空間、それに密接接触の場は回避すべきだと思う。
が、それが度を過ぎてしまうと、あらゆるイベント、映画演劇も含めて芸術企画の全てが開催を自粛の名の元に中止に追い込まれてしまう。
この1〜2週間が感染拡大の「瀬戸際」だと政府や専門医師たちは言い続けて既に一か月となる。が、感染は収まるどころか日々感染者数は跳ね上がっている。そしてまだこの先も来週末も同様に外出は自粛せよと各地の知事たちが口を揃えている。
いったいいつまでこの「要請」が続くのであろうか。そしてその「要請」がやがては改正特措法により「強制」となって、それに従わない者には罰則すら下されるようになるのか。
コロナとの戦い、これは 戦争だ、自分は戦時大統領だと勇ましいことを叫ぶ大統領がいる。そして我らが晋三は、またまた「国難」を持ち出し、国民は一致団結しないとならないと強権をかざす政治家たちがいる。
確かにウイルスとの戦いという名目は錦の御旗であるし、それに向き合うことはとてつもなく重要だと我も思う。が、それ以前に、真に闘うべき、守るべきもの、向き合う者はまず各自の生活であり、人生であって、それがないがしろに、後回しになってしまうのは本末転倒ではないのか。
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