今年もまた巨樹と共に〜根古屋神社の大欅
2018-05-03


禺画像]
★山梨県北杜市須玉町の大ケヤキ、右側の畑木

 大型連休の最中である。実は、この連休前半、1日からまた山梨県北杜市の倉庫と化した古民家に行っていた。
 その集落には、根古屋(ねこや)神社という古い神社があって、そこには二本の巨大なケヤキの大木が狛犬のように古社の右左に据えられている。
 広い世間に大木は全国各地あちこちにあるとは思うが、我が知る限り、この大ケヤキ以上の巨樹には出会ったことはない。
 おそらく有名なあの屋久島の大杉にはもっと巨大なものがあるだろうと推測はできるが、まだ行ったことはないし、我の半世紀以上の記憶の中では、ここの大ケヤキより大きな樹は未だ観たことがない。また、これを見た人誰に訊いてもこれ以上大きな巨木を見た、知ってると言う人もいない。
 そして今年もまたその大ケヤキは二本とも無事芽吹いて、その木陰の舞台で、根古屋神社春の例大祭が催された。

 我は先年その地の空き古民家に縁あって関わりを持ち、古本の倉庫として用いている。なのでそこ旧須玉町江草の地にこのところほぼ毎月通っている。
 今は住民も一人暮らしの老婆ばかりの、人より猿や鹿の多いほぼ限界集落の山里であるけれど、この五月の例大祭のときには、都会に出た子や孫たちも集まるので、その日だけはこの界隈もにぎわいを見せる。
 我はその地の半住民でもあるわけで、行く都度この地のここ、根古屋神社にお参りは欠かさないし、やはりこの例大祭、特に春のお祭りには顔出したいと思っていた。
 が、一昨年は母の病が悪化し去年は我自身が母の死で鬱に陥りなかなかその大祭に合わせて出向くことができないでいた。で、今年はようやくこの五月の大型連休、うまく日程を調整して大祭に合わせて行ってきたというわけだ。
 その報告とこの巨樹について記しておこうと思う。
[日々雑感]

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