まずは気軽にアクションを起こしていくことから
2012-05-05


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★デモ行進参加の勧め〜原発ゼロの日 さようなら原発5・5集会

 今日5月5日は子供の日、その子供たちに相応しいプレゼントが、全国の原発稼動ゼロであろう。今晩、北電泊原発が点検のために停止すればこの国で動いている原発は全てなくなる。まずは原発停止を求めて来た者たちにとって記念すぺき日であると同時に、これからはもう再稼動させないこと、つまりまず停めることから原発そのものをなくしていくことに運動は移っていく。もう再稼動はぜったいになさせないということと同時に今ある原発を一つ一つ廃炉へとしていく長い長い戦いの初日でもある。

 増坊は今日、この催しがあるのを前から知って行くつもりではいたが、迷うところもあった。実は基本的にノンポリ人生を長年過ごしてきたので(いや、ウソウソ、何度も別件でパクラレてはいるが)、自分からはこうした集会に率先して参加する気もなかった。いつもは大学時代の女友達に誘われて付き合いとして行っていたのだ。が、今回はその人から連絡もなく、連絡すれば行くことになりそうなので様子見していたのである。

 で、久々に朝から晴れて、午前中に洗濯など家事や庭仕事を済ませて、さて、どうしようかと考えた。例年なら今頃は大阪にいて春一番の会場でフォーク三昧である。でも今年はこうして東京にいる。このままずっと連休の間家にこもっているのも気が滅入るだけだと自分に言い聞かせて、陽気にも誘われ思い切って午後から都心に出ることにした。

 会場は東京タワー近くの芝公園。浜松町から歩いていく。ウチからはもっとも遠い場所だ。前回の3.11集会、5万人もの日比谷公園のときに比べればかなり参加者も少なかったが、そのぶん熱い人たちが全国からありとあらゆる組織と団体、個人、外国人も多く詰めかけた。主催者発表だと5500人とのことだったが、それは集会中途の発表で、デモの参加者を見る限り、私感ではもっと多く一万人近かったかと思える。
 13時開始だったが、自分が着いたのは2時近くで、わりとさくさく賛同者やゲストの発言は進み、最後は落合恵子さんが主催者のまとめを熱く語って集いを締めてすぐにパレード、つまりデモ行進となった。
 自分は、反原発のスローガンを掲げた在日仏人のグループと太鼓や楽器などの鳴り物入りで参加した若者集団の列に加わり3時頃から約2時間、東京タワーの周囲をぐるっと周って最後は浜松町駅前の小さな公園で流れ解散となった。

 ウチに帰ってきたのは6時半頃で、久々に都心を休みなしに何時間も汗かきながら歩いたので、くたくたであったが、気分は爽快かつ昂揚した。行って良かったと今心から思える。意外に思うだろうが、デモは楽しい、すごく面白い。リズムに合わせて声を張り上げ都心を歩くだけのことだが、見知らぬ仲間たちと一体になって叫びただ歩くだけの行為がやがて意味を持ち始める。

 おそらく誰もがみんな今の時代、3.11後のこの国のあり方について何とかしたい、原発をなくして安全に安心して暮らしていきたいと願っているはずだ。だが、個人としていったい何ができるか、何をすべきか迷い躊躇っているかもしれない。ブログで発言したり署名もするかと思う。でもたぶん多くの人たちが今すぐにでなくても原発はやがては全廃したほうがこの国にとって良いことだと考えていると思う。拙速な再稼動には大きな不安を抱えている。その思いをどう表現していくか。外に出すにはどうしたら良いか。

 もしそうした思いがあるならば一番簡単にできることはこうした集い、集会に気軽に参加して共に皆で街をデモ行進することだ。そこに理屈はいらない。ただ、リズムに乗せて声を出し街を歩くこと。そんな単純なことが意思表示となり個々の思いを外に示せる。そしてそうした仲間たちがしだいに増えていけば、いつの日かきっとこの国のありかた、社会自体も変わる。


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