続・レコードプレイヤー再起動
2012-04-03


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★レコードの魅力、その味わいの深さを知らしめたい。

 今の人は、レコードをかけたこともレコードで音楽を聴いたこともましてデカイスピーカーで音を鳴らしたこともないのかもしれない。

 先日、ウチに来た今30代の人が、無頼庵のスピーカーで鳴っているディランのCDを聴いて音が全然違うと驚いていた。というのは彼は同じそのCDを持っているらしいのだが、自分のアパートで聴くのとアンプを通してウチにあるデカイスピーカーで聴くのでは全く違うように聴こえたのだと言う。
 そのことを事情通に話したら、今の人はもう基本的に音楽はヘッドホーンで聴くものだと思いそういう環境で育っているからせいぜいCDラジカセか、卓上ミニコンポぐらいでしか音を鳴らしたことがなく、部屋中に鳴り響くほどでかい音で音楽をかけて聴いたことがそもそもないのだと指摘された。むろん今だって若くてもオーディオマニアはいて音に凝るだろうが、携帯型プレイヤーとイヤホーンで若いときから音楽を聴き育っている世代とは自分達は全く異人種なのだと気づき愕然とした。

 増坊はクラシックレコードをかける音楽喫茶やジャズレコードをかけるジャズ喫茶全盛の世代ではないのだが、都内あちこちにあったタンノイやJBLの人の背丈ほどもある巨大スピーカーを設置したそうした店は若い頃はまだ都心のあちこちにあったので、中央線沿線に多くあったロック喫茶も含めてそうした店で大音量でレコードをたっぷり聴いた。
 そうした記憶を持つ者にとって大きなスピーカーは憧れであり、自分ちでもそんなレコード再生システムが欲しいと夢想したものだった。
 ※今日は近く中国に旅立つ若き友のマンションの引越し作業と送別会がある。夜終えて帰ったらこの続きを書きます。
[日々雑感]

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